【シェーンブルン宮殿】

シェーンブルン宮殿はハプスブルグ家の夏の離宮。その馬鹿デカさは当時の栄華を思わせる豪華な宮殿だ。
正面２階が舞踏会を開催する大広間。宮殿内は撮影禁止だから写真は外観と庭園だけだ。裏の庭園も広い。 綺麗に花が咲いていて手入れが行き届いている。
宮殿脇の庭はバラ園。色とりどりのバラが咲いていた。バラの香りを味わう女性。 ちょっと失礼して１枚撮らせていただきました。

現地観光ガイドの治田（ハルタ）さん？の講談調。宮殿内の解説は面白かった。 中でも夏の舞踏会問題。
離宮だからダンスパーティーなど催し物が開かれる。大広間は夏は吹き抜け。当時の移動手段は馬車。 その数が半端じゃない。
また、トイレがないから人間はオマル持参。中味を捨てれば同じこと。 風向きによっては吹き抜けの大広間が人馬の排泄物の香り。夏だからなお更だ。
優雅そうに見える宮廷舞踏会も人馬の香りと風向きとの戦いだったようだ。

【ウィーンの森〜ハイリゲンクロイツ僧院】

ウィーンの森は、ココからココまでと明確に区切られている訳ではないらしい。 木々草花が生い茂るその辺一帯をウィーンの森というようだ。 その中に戒律が厳しい？ベネディクト派のハイリゲンクロイツ僧院がある。

ハイリゲンクロイツ僧院（写真一枚目）の建物は夏はヒンヤリして過ごしやすいが冬は地獄。何せ暖を取る場所が殆ど無いからだ。 先のシェーンブルン宮殿とは正反対だ。
二枚目の写真はペストで命を落とした方々の慰霊碑だったはずだ。 そのほか僧院内には数々の宗教関係の美術品が展示してある。マザーテレサが訪れた記念プレートもあった。



戒律が厳しいだけあって、修道僧は朝晩お祈りを唱えるそうだ。その教本が飾ってあった（写真三枚目）。
触っちゃ駄目かもしれないが興味半分で中をコッソリ開いてみた。うーん、何が書いてあるか分からない。





オーストリアの国旗は赤と白の二色なのは何故か？？？
四枚目の写真はオーストリアの将軍？が十字軍で遠征したときの絵。 戦闘で白の衣服が血で染まった。その白と赤が国旗の色になったらしい。

【音楽の都？ウィーン】

ウィーン市内観光では、金ピカのヨハンシュトラウスの像が目を引いた。　　 しかし、残念ながら日本の近隣諸国からの観光客が占拠して写真を取る気がしなかった。

ウィーンの森にシューベルト縁の建物があった。壁面に彼の顔が描かれている（上の写真）。
シューベルトといえば｢未完成交響曲｣しか思い浮かばないが、 彼が作曲（作詞も？）した｢菩提樹｣。下の写真にある菩提樹と井戸がモデルになったらしい。

※小生の生まれ故郷の近くに石川県松任市（現：白山市）に「千代尼」という尼僧が詠んだ俳句がある。
『朝顔につるべとられてもらい水』…お後がよろしいようで！

【ウィーンといえばザッハ・トルテでしょ！？】

ウィーンの銘菓といえば「ザッハ･トルテ」。ホテル・ザッハとデーメルが、元祖だ本家だと争いがあったやつだ。
まあ、それなりに広告効果はあったのだろうが、コッチとらにゃ関係の無いこと。ザッハ・トルテ食べてきた！と土産話になれば良い。

免税店・土産物見物の合間を縫って、コッソリ神さんと二人でホテル･ザッハに急行。 １Ｆのカフェに入った（上の写真）。ナカナカ注文を聞きに来てもらえない。完全にお登りさんと見られたのだろう。
ようやくザッハ・トルテとご対面。周りのチョコレートは硬くシッカリしている。 ケーキの間に挟まっているオレンジのママレード風なのと、甘味のないホイップ･クリームが決め手かな？

※飲み物は、やはりウィンナー･コーヒーがよろしいようで…

【映画の１シーン、第三の男】

金ピカのヨハンシュトラウス像の近くにある出入り口。言われなけりゃ写真も取らないが、あの映画｢第三の男｣の舞台になった場所らしい。
オーソン・ウェルズが主演だったかなぁ？　まだ映画｢第三の男｣は見たことが無いので、一度チェックしてみましょうかね！？