【戦勝記念塔（ジーゲスゾイレ）】

先端に黄金の女神ヴィクトリアの像を載せた高さ６７ｍの塔。プロイセン時代の戦争勝利を記念したものらしい。

朝方は曇っていたが、記念塔に到着すると徐々に青空が出てきて、我ながら綺麗な写真が撮れた。 展望台からは、ブランデンブルグ門に続く「６月１７日通り｣や左右に広がる森が綺麗に見える。

しかし、２８５段の階段は老体には少々キツイ。

【テレビ塔】

高さ３６５ｍ、１９６９年建築のベルリンで一番高い建造物！となれば、何はさて置き誰かさんは行ってしまう。 さすがにテレビ塔はエレベータで展望台へ。コレ階段！と言われたら死んでしまう。
午後に行ったら入場制限だった。すし詰めにするとポキッと折れるのかなぁ〜？　翌日に改めて行くことにした。　 夏時間帯は開館が９時。地下鉄を乗り継いで開館少し前に現地に到着。それでも数人が順番を待っていた。

エレベータに乗るとガタガタ揺れる。少々不安を感じているうちに展望台に到着。３６０度パノラマ状態。 ブランデンブルグ門に続く通りやその周辺の森が綺麗に見える。窓ガラスが色付きなのか、写真がチョッと緑がかってしまった。
テレビ塔は旧東ベルリンの領地内。冷戦時代はいろいろな無線傍受に使われていたのではないか？と想像してしまった。

展望台に１ユーロ硬貨をペッチャンコにしてメダルにする機械があった。ブランデンブルグ門とテレビ塔の２種類。 硬貨を変形させて法律に抵触しないのか？と思いながらも、それぞれ試して土産にした。

【クーダム】

クーダムは繁華街というかブランド街というか、西ベルリンからの伝統的なショッピングエリア。広い並木道の両側には ブランド店や高級ブティックが並び、さしずめ日本の銀座と似ている。ホテルから歩いていけるもんだから、何度と無く神さんの 買い物に付き合わされた。

ブラブラ歩いてると、ヘンテコな集団が通りを行進していた。よく見ると『オルゴール隊』。オルゴールが鳴る車を押して行進 している。数十台はあっただろう。　オルゴールの車もいろいろ装飾が施されていて、押している方々も時代を感じさせる 衣装を身にまとって、何か仮装行列を思わせる。　　辺りの観光客はしきりにカメラのシャッターを切っていた。
日本に紙芝居屋さんがあったが、それのドイツ版かなぁ？とも思った。
街角にチョイト粋なレストランがあったから昼飯を食った。オープンな通り沿いの席に案内してくれた。メニューは写真付き じゃなかったから、名前（英語だったと思う）から想像して適当に注文したが、そこそこの料理が出てきた。当然ビールは バイツェンビール。　クソ暑いほどではないが、やはりビールは美味い。

【横から見たブランデンブルグ門】

ブランデンブルグ門は、正面からの映像や写真はよく見かける。横から見た感じはコンナ風です。東側の門周辺は既に 銀行など大手企業のビルが建ち並んでいる。
帰国後、神さんが東西ドイツ統合前に旅行した写真を見せてくれた。門周辺は何も無い更地状態。資本主義の迫力というか 傲慢さを垣間見た感じだ。