【ソニーセンター】

ポツダム広場にある『ソニーセンター』。ガラス張りのビルに囲まれた広い中庭には、船の帆のような吹き抜け屋根。 ガイドブックによれば現地で｢フジヤマ｣と呼ばれているらしい。

映画館シネマックスなどもある複合施設、憩いの広場という感じで、家族連れやアベックが昼間の一時を過ごしていた。 我々も簡単な昼飯を取った。近くにいた餓鬼が池の淵で無邪気に遊んでいた。　池の中に落ちなければ良いがと思っていた がヤッパリ…落ちなかった。

【ベルリンの壁跡】

地下鉄のPotsdamer駅を出てソニーセンターに行く途中だったと思うが、ベルリンの壁が一つポツンと残っていた。壁の真ん中には、よく見かけるマーク （何のマークか知らないけど…）が落書きされていた。横から見たら意外と薄く感じた。

壁の足元に"BERLINER MAUER 1961−1989"と書かれたプレートが埋め込まれていた。"MAUER"は辞書によれば｢壁｣。約30年間ベルリンを 東西に分断していた。プレートの左右に壁跡が線になってまだクッキリ残っている。

ベルリンの壁自体はもっと頑丈な感じだと思っていたが、意外と低くて薄い。しかし、壁に至るまでに幾重もの鉄条網が、西に亡命し ようとする者の行く手を遮っていたのだろう。　想像しただけで背中に寒気が走る…

【ベルリンフィルの本拠地】

神さんが『ベルリンフィルの本拠地』を見るのダー！と言うから、その後をトポトポ付いて行った。音楽学校やら幾つか建物があって、 どれが本拠地か分からない。裏の方に回ってみると、貼紙があって、どうもこの周辺の建物が本拠地のようだ。

辺りには人っ子一人いない。バカンス・シーズンのためだろう。音楽を楽しむには、やはり秋･冬が良いのだろう。 ｢チャッチ〜〜の！？｣の神さんの一言で、この場を去った。

【連邦議会議事堂】

ブランデンブルグ門の西側に広がる公園｢ティーアガルテン｣の外れにある連邦議会議事堂に 足を運んだ。議事堂前は芝生の広場が広がり、人々が憩いの一時を楽しんでいた。
議事堂の屋上に新しいドームがあるらしい。建物正面の右側にあった行列がそうだろうと思って並んだ。 我々の番になって、期待に胸膨らませて入ったが…うーん、何かソニーセンターの吹き抜け屋根を思い出した。 日本語パンフやイヤホーン・ガイドはなかったと思う。ドームをグルグル歩いて回る壁脇には写真と解説文 があるがチンプンカンプン。
旅行ガイドには｢観光客に人気だ｣と書かれていたが…我々は観光客ではなかったようだ。